備考 / About

文章博士について

文章博士(もんじょうはかせ)は、Web ベースの技術文書・テクニカルライティング向け自動校正支援システムです。 主に説明文、論文、技術文書の自動校正にチューンされています。特別なソフトをインストールする必要はありません。 校正画面へ戻る →

使用方法

  1. トップページのフォームに、校正したい文章を入力します。
  2. 「校正する」を押す(または Ctrl/ + Enter)と、同じページの下に結果が表示されます。
  3. エラーと思われる箇所は本文に色で示され、その下にエラーの一覧と解説が並びます。これを参考に文章を修正し、再校正してください。
  4. 校正を終えた文章は、コピー&ペーストでお持ち帰りください。入力中の文章はブラウザ内に下書きとして保存されます(サーバには残りません)。

印刷用に PDF 版の手引き(3 ページ、旧サイト配布物)もあります。

指摘する 7 種のエラー

種別判定基準
主語なし係り受け解析で主語が検出できない
冗長表現jcorrect の接続詞ベースの辞書ルールに合致
語順エラー「……が(は)……を……から……に……する」の語順から外れる
文節長さ超過文節が 30 文字以上
1文長さ超過1 文が長すぎる
係り受け量過多1 つの文節に 5 つ以上の文節が係る
係り受け長さ冗長係り受けが係り先を含めて 5 段以上つながる

設計思想は「機械が係り受けを解析できる文 = 分かりやすい文」です。 エラーを潰すほど、説明文・論文・技術文書に適した文体に近づく、という前提に立っています。

制限事項

  • 箇条書きの文章には対応していません。エラーが出ますが無視して構いません。
  • 係り受け解析は自動処理のため、意図しない場所でエラーが出ることがあります。新語・造語による誤処理や、主語が曖昧でも主部が存在すると分かる場合は、エラーを無視して構いません。
  • 処理速度はおおむね 2,500 文字で数秒程度(CPU 依存)です。文の数が増えるほど遅くなるため、数段落ごとに校正し、終わったら次の段落へ、という使い方が快適です。
  • 現在の環境はアクセスが無い間は停止する構成(scale-to-zero)のため、しばらくぶりの最初の 1 回だけ応答に十数秒かかることがあります。

仕組み

Perl CGI が外部エンジンを順に呼ぶパイプライン構成です。

入力 → nkf(UTF-8 化)→ jcorrect(主語なし / 冗長表現 / 語順)
                     → CaboCha(係り受け解析:深さ / 量)← 内部で MeCab
     → 7 種のエラーに分類して表示

エンジンは CaboCha(係り受け解析)、MeCab(形態素解析)、CRF++(CaboCha の依存)、 jcorrect(大崎博之氏、GPL。UTF-8 対応の改造版 jcorrect-hs を同梱)、nkf です。 この画面(フロントエンド)は Astro で静的に生成し、校正結果は同じ CGI が JSON で返しています。

更新履歴

リブート(2026–)

2026-09
フロントエンドを Astro で刷新。トップページを校正画面にし、旧トップの情報をこのページに移動。校正結果を JSON で返す API を njc.cgi に追加。
2026-08-21
Google Cloud Run(東京)で再公開。HTTPS 化、コマンドインジェクション(CWE-78)の修正、Docker 化と CI による自動デプロイ。

オリジナル(Lunar-K, 2011–2013)

2013-07-08
文章博士ソースコード(Rev.2)を公開。自分で設置したい場合に利用可能。本サイト稼働版との差はトラッキングコードの有無のみ。
2013-02-28
解析エンジンを CaboCha-0.64、MeCab-0.994 に更新。
2012-12-10
jcorrect の改造による高速化が完了。
2012-05-18
サーバ移転。メモリを 2 倍に拡充。
2011-11-23
Rel.2 バグ取りが完了。
2011-11-05
Rel.1 サービス開始。

ライセンスとソースコード

同梱する jcorrect が GPL で、標準入出力を介して外部リンクしているため、念のため BSDL と GPL のデュアルライセンスとしています。 UTF-8 対応のための改変と、文章博士で使わないルーチンを削除した改造版 jcorrect(jcorrect-hs)を同梱します。

ソースコードは GitHub(takano32/Monjo-Hakase) で公開しています。 旧配布物(Rev.2)は legacy/ に無改変で保存し、リブート後の保守版は app/web/ にあります。 自分で設置する場合は Docker イメージをビルドすれば、CaboCha / MeCab / CRF++ 込みで動きます。